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侘び茶の祖 村田珠光に因んで

侘び茶の祖 村田珠光に因んで

 侘び茶の祖、村田珠光を生んだ地として奈良は、京都、堺と並び「茶のふるさと」と称されます。厳寒の如月、その珠光に因んだ茶会を開催いたしました。  
 さて、ならまち菓子匠 中西与三郎にも昨年、店主の思い入れの深い茶室が完成いたしました。設計段階から及ばずながら相談をお受けして参りましたことから私自身、竣工を大変楽しみにしていた茶室、そのお披露目を兼ねた茶席をもたせていただくことになりました。
 菓子席では、珠光に関する文献を紐解き、ぜひ今回の茶席のためにと店主とともに試食を重ね、蘇らせた熱々の「珠光餅」は、蓋を開けての山椒の香りに皆様の驚きの声が聞かれました。
青苔も清々しい露地を通って席入りいただいた後は、新築の小間席にて濃茶つづき薄茶と、心を込めておもてなしさせていただきました。  干菓子の「雲間のなきは」もまた、珠光の言葉から今回のための店主に作ってもらった逸品です。
いずれも店舗では未販売、本茶席がお披露目の場となり、お客さまにとってもプレミア感あふれるおもてなしとなったのではと思っています。
 菓子匠の茶席だからこその心入れの菓子と少人数での温かいおもてなし・・・大寄せの茶会とはまた違ったひとときをお過ごしいただけたことと思っております。
 満席でお越しいただけなかった方、どうぞ来年お会いできますこと、楽しみにお待ちしております
道具類も、珠光や奈良の地に縁のあるものを使わせていただきました。
「茶道雑誌」に掲載予定ですので、会記はどうぞそちらをご覧下さい。 (平成28年2月11、12、14日)