行事・お稽古の様子 茶筌作り見学、体験 茶筌作り見学、体験 奈良県生駒市の高山地区は茶筌の里として知られています。500余年昔、奈良の称名寺にいた村田珠光と親交のあったこの地の城主の次男、鷹山宗砌が、茶道にふさわしい撹拌する道具(茶筌)の制作を依頼され、苦心を重ねて作り上げたといいます。 その後、茶筌の制作はその家臣の主だった者に委ねられ、以後、一子相伝の秘伝として現代まで茶筌製作の家として続いてきてるということです。今回伺った、竹茗堂久保左文さんもその一人です。 まずはそういった茶筌の歴史、制作過程などをお話し、実演いただき、その後、糸を結ぶ工程を各自体験させていただきました。細かい作業でしたがみな集中して作業し、職人さんに仕上げの工程をしていただいた後、持って帰ります。 お菓子とお抹茶も最後にいただき、有意義な時間を過ごさせていただきました。 <2019年8月> 行事・お稽古の様子